忘れないうちに書く映画ブログ

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櫻井さんへ

CDショップの一角に展示された「13階は月光」のジャケットを手に取ったのが、BUCK-TICKとの出会いでした。

当時はYouTubeサブスクリプション等のサービスは無く、試聴用プレーヤーに目当てのCDがあれば聴けるという感じでしたが、そのアルバムジャケットのあまりの世界観に思わずジャケ買いをしたのです。

どんな音楽が詰まっているのか、わくわくしながら持ち帰りCDプレーヤーで再生した時の衝撃は今でも忘れません。

幼少期からゴシック・ホラーの世界にどっぷり浸かっていた自分にとって、求めていた音がそこにありました。

1曲目の「ENTER CLOWN」から18曲目の「WHO'S CLOWN?」に至るまで、無駄な音など一切なくBUCK-TICKの魅せるゴシック・ロックが徹底して表現されていました。

子供の自分にとってそれはものすごい体験で、何度も歌詞を読み返しCDが擦り切れるほど聴いていました。

こんなすごいバンドが存在したのか!と、今度は「CATALOGUE 2005」を購入しました。

2枚組のベストアルバムで初期の曲から「13階は月光」収録曲、カップリング曲まで収録されたベスト盤としては盛りだくさんな内容でした。

過去の曲も全てがかっこよく、そこからお小遣いで過去のアルバムを買いあさる日々が始まります。

当時読んでいた音楽雑誌にもBUCK-TICKは度々掲載されていましたが、全くのノーマークで「13階は月光」が発売されなければきっとBUCK-TICKを聴くことは無かったかもしれません。

制作を決めて下さった今井さんには感謝しかありません。

 

その出会いから今日に至るまで、BUCK-TICKの音楽と共に生きてきました。

家族を亡くした時、数か月前に発売されていた「天使のリボルバー」や過去の楽曲を聴いてなんとか生きていけました。

今でも本当に思い返したくもないような辛い日々でしたが、イヤホンをつければBUCK-TICKの世界に逃げる事が出来、自分にとってそれがたった一つの拠り所でした。

その後もなにかと辛い事ばかりでしたが「これを凌げばBUCK-TICKの新譜やコンサートが待っているから!」という一つの希望が、陰鬱な日々を少しだけ楽しく良いものにしてくれていたと思います。

2017年に聴覚と脳の体調不良でコンサートに行けなくなり、2018年3月14日に発売された「No.0」を聴いた時に病状が悪くなった時は「大好きなBUCK-TICKの音楽が聴けない」という事実に打ちのめされました。

病状が落ち着いた今聴くととても素晴らしいアルバムで、ツアーに行けなかった事が本当に悔やまれます。

コンサートに行けない時期が続き、体調的にそろそろ行けるかも?と思った矢先のコロナ渦。

そんな中でもファンやスタッフの事を考え、生配信ライブやフィルムコンサートを精力的に行ってくれていました。

その後今井さんの骨折により2021年のツアーが中止になり、私が再び生のBUCK-TICKを観られたのは2022年8月26日の「FISH TANK×LOVE&MEDIA PORTABLE  ONLY LIVE」でした。

2016年以来に観たBUCK-TICKは変わらないかっこよさで、今までの空白を埋めるように「もっとBUCK-TICKのライブが観たい!」と9月23日・24日に行われる横浜アリーナ公演への遠征を決めました。

ライブやコンサートの為に遠征をしたのはそれが初めてで、知らない土地の大きな会場で観るBUCK-TICKは感慨深く不思議な気持ちでした。

その後すぐにベストアルバムツアーがあり、地元公演へ母と一緒に行きました。

母は天使のリボルバーツアー以来の参加だったのですが、踊って楽しんでくれていて一緒に行けてよかったと思います。

その日は初めて「グッズを買う為だけに」4時間並びました。顔の良いクッションカバーを買う為です。

遠征などもそうですが、BUCK-TICKを通して色々な新しい経験が出来た事、本当に感謝しています。

こうして今思い返すと、もっと大きい声であっちゃんやメンバーの名前を叫んだり感謝を伝えればよかった、ユータさんのファンサを素直に受けておしりを触らせてもらえばよかった等々後悔することはありますが、それも自分だけの思い出として大切に覚えておきたいと思います。

 

最期の日も私は遠征していました。

なんだか気持ちが乗らず、出発前から荷造りしたくなかったり19日の朝も寝坊したりぐずくずでした。

開場ギリギリに現地に着き、最前柵ゾーンに入りました。

開演からは圧縮が凄く、背の小さい私は埋もれてしまいあっちゃんの事はほぼ見えませんでした。

自分が転ばないよう必死でパフォーマンスの異変も中々気付きませんでした。

それでも絶界の歌声がおかしい事はわかりました。

絶界のあと、スタッフさんを呼び何か話しているのが見えました。

少しするとあっちゃんがよろけてスタッフさんに抱えられながら捌けていき、客席から心配の声が上がりました。

その後ろ姿が私の見た最期のあっちゃんでした。

公演日だから体調不良があっても我慢してしまったのか、そう思うとあの場に居合わせたファンとして罪の意識を感じます。

ファンの事を一番に考え、コンサートを大事にしてくれていたから無理をしてでも舞台に立ってくれたのでしょうか。

後から何を言っても仕様の無い事ではありますが、今ツアーを全公演中止にしてでも、なんならBUCK-TICKとして何年も活動出来なくなったとしても生きていてほしかったです。

生きていればどうとでもなります。

でも死んでしまったら終わりだから、生きていてほしかったです。

前乗りした18日から移動中、iPhoneのシャッフル再生でBUCK-TICKを聴いていると何度も「夢路」が流れました。

これまでこんなに同じ曲が流れる事なんて一度もなかったのに、遠征から帰るまで4回も流れました。

この出来事も思い出として大切にしまっておこうと思います。

 

私はただの一介のファンなのですが、家族を亡くした時と同じく深い喪失感があり正直なところ戸惑っています。

発表から2日経ちましたが、勝手に涙が出て止まらないし写真も見れないし音楽も聴けないし映像なんて以ての外です。

悲しみに酔っているわけではなく、己の為にやらなくてはならない事もあるのですが気持ちが追いつきません。

もう少し経てば自分の中で折り合いをつけて生活を送れるようになるのかな、と思うので今は身を任せようと思います。

 

はっきりと言葉にするのはとても辛いのですが、ここに櫻井さんのご冥福をお祈り申し上げます。

色々とお辛く大変な人生だったと思います。昨年のラジオで未だに悪夢を見ること、お酒が手放せないことを聴き心配していました。

35周年のハードスケジュールも本当に大変だったかと思います。

これからは辛い思いをせず、安らかにお過ごしください。

4人のメンバーの事も見守ってください。よろしくお願いいたします。

あっちゃんがいなかったら私は今生きていなかったかもしれません。

唯一無二の歌声と表現力、すてきな歌詞やパフォーマンスを魅せて下さり、救って下さり本当にありがとうございました。

 

 

気持ちが落ち着いたらまた毎日BUCK-TICKを聴きながら生きていこうと思います。

BUCK-TICK以上にかっこいいバンドを知らないので、そこはぶれません。

配信での布教活動も続けたいと思います。よろしくお願いします

X エックス(2022)

ホラー映画『X エックス』A24最新作、舞台は史上最高齢の“殺人夫婦”が棲む家 - ファッションプレス

WOWOWオンデマンドで視聴

 

A24配給のホラー作品

A24というと「ミッドサマー」が有名だが、他にも面白い作品を世に送り出している

「ムーンライト」「エクス・マキナ」「スイス・アーミー・マン」「ミナリ」「パーティで女の子に話しかけるには」など、ホラーだけにとどまらず様々な作品がある

 

A24の作品で好きなものは沢山あるのだが、この「X エックス」は私にはだめだった

好きな方には大変申し訳ないが引くほどつまらなかった

馬鹿な人間がおかしな年寄りに殺されるだけで105分も無駄にした

殺され方に何の面白みも目新しさもなく、年寄りが人を殺す面白いホラー作品は他にもあるのでわざわざこれを選んで観る必要性が無い

1970年代の雰囲気を楽しみたいのなら昔のホラー映画でもひっぱりだしてきて観た方がよほど楽しめると思う

何もかもが中途半端で困惑したのだが、調べてみると三部作らしい

三部作全て観たら面白いのかもしれない

だからといってそれは言い訳にはならないと思う

一作目が面白くなければ二作目も三作目も大概つまらないからだ

こんなにもつまらない作品のくせに名作ホラーをオマージュしてドヤ顔してくるのも鬱陶しかった

女優の濡れ場が観たいのなら観る価値はあると思う

異空ツアー記録

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異空−izora−ツアーに行ってきましたので記録いたします

行くか行くまいか悩んでいたりして、今回は当日券で観る運びとなりました

昨晩酒を飲み明かしたために昼に起き、当日券の有無を確認してからだらだら支度をして出発しました

 

一応⭐️✨つけて行きました

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服はこんな感じでした

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ちいかわの雪崩おきとる

 

地下歩行空間という迷路がありまして、どこで地上に上がればいいか彷徨った結果ユータさんの本を買い逃しました

着いたら16:15でしたからね、それはそうだよね

欲しかったなあ

他のグッズは、今回欲しいものが無かったので買いませんでした

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公園から見えるツアトラ

 

何も食べていなかったので公園で🕊️に怯えつつからあげくんを食し、17時を待ちました

開場と共に当日券の販売があったためです

ちなみに現金払い(¥11,000)のみ、購入時に氏名・メールアドレス・住所を記入する必要があります

私の前に並んでいたお客さんは海外の方やメールアドレスを持っていない方達でした

当日券にはそういった方達の需要がある事を知り、次からは前売りで買う事を忘れないようにしようと思いました

私が買ったせいで当日券を買えない人が出たらいけないですもんね

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ツアトラ

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かっこいい

 

無事に購入を終えると座席は最後列でした

まあそうですよね

でも私にはオペラグラスがあるので大丈夫です

横浜アリーナで買った横🐜くんオペラグラスは結構重宝しております

 

開演は15分ほど押して、18:15頃始まったと思います

 

SE.QUANTUM I

ステージ背面のプロジェクションにHURRY UP MODEのジャケットのような映像が映し出されます

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私にはもうこれにしか見えませんでした

メンバーが登場していくので拍手をしつつ、ひでさんが出てくると真っ白!

真っ白衣装が見たかったので嬉しかったです

本当にまっしろでした、靴もまっしろの革靴

長めのジャケットに白シャツ、アシンメトリーデザインのワイドパンツ

そのワイドパンツが可愛くて、私もこんなの欲しい!と思いました

暇になったら作ろうかな

プリーツやフリンジのアクセントがとてもバランスよくおしゃれでした

丈は本当に長くて引きずるくらいでした

それで後にハプニングが起こるんです

白シャツは鳩尾までボタンが開いており、私は途中からそれに気づいて本当にびっくりしました

前列のお客さんには見えちゃいけないものが見えてしまっていたかもしれない

恐ろしいですね

 

1.SCARECROW

ずっとオペラグラスでひでさん観てたから感想がない

この時点ではボタンの開きっぷりに気づいていませんでした

 

2.ワルキューレの騎行

これね、ひでさんがかっこよかったです

ギターを弾かない部分があり、その時にWDのダリルみたいな感じで狼のような歩行をしてました

ギターを体の前じゃなく横にして持ちつつ歩いてたのがなぜかかっこよかったです

あれ前列で観れた人うらやましい

櫻井さんが高音出てなくて心配になりました

最初期レベルのがなり方してて喉が心配でそわそわした

 

3.IGNITER

No.0のやつ

ひでさんのギターパートがかっこよかった

ずーっと観てると毎回曲毎にギター持ち替えてるの

 

4.唄

オペラグラスで観つつ「お前を愛しているのに」で手ぶりするという高等な技術を見せました

声出しはしませんでした、酒で喉が疲れてたので

 

5.愛のハレム

このひでさんもかっこよかったです

あとライブで聴くと好きになりました

サビがサビっぽくないメロディなのが良いですね

 

6.さよならシェルター

さっちんのヴァイオリンが入ったアルバムバージョンでした

 

7.Campanella 花束を君に

何も記憶にない

 

8.THE SEASIDE STORY

好きな歌!このサビも辛そうでした

ひでさんはかっこよかったです

ここでもオペラグラスで観つつ手ぶりは忘れなかった

とても忙しかったです

 

9.無限LOOP −LEAP−

このサビも……

 

10.Boogie Woogie

このひでさんもかっこよかったです

 

11.野良猫ブルー

櫻井さんが「シャーッ🐈‍⬛」と威嚇して始まりました

あとは何も覚えていません

 

12.THE FALLING DOWN

これも記憶がない

でもひでさんはかっこよかったです

 

13.Jonathan Jet-Coaster

じょなさんきた!間違いなく盛り上がりますよね

このひでさんもかっこよかったです

この曲だったか定かではありませんが、ひでさんが上手最前にファンサしに近寄ったんです

歩いて最前側にいったと思ったら、すん!って片膝ついてしゃがんだの

そういうファンサかと思ってサービスよすぎだろおおお!

って思ってたら、ワイドパンツのウエスト上げて気にしてたり靴をトントンってしてたり、どうも転けたらしい事がわかりました

セルフで転けただけならいいんですけど、最前のお客さんに裾や足引っ張られて転けたんだったら私は許しません

 

14.太陽とイカロス

涙がボロボロするやつですよね

 

15.die

泣いた

なんか最近全てが辛くてそこにぴったりはまってしまって

涙がボロボロしました

鼻水も出ましたが

 

そしてメンバーがはけてアンコール待ち

アンコールの掛け声があるって、本来すごく馴染み深い空間なのに新鮮で不思議な感覚を覚えました

照明がついてアニイさんが登場

色んなドラムスティックで色んなドラムソロを聴かせてくれました

楽しかった!

横浜アリーナのもかっこよかったし、ドラムソロコーナーは毎回やってほしいです

 

そのあと他のメンバーも登場

ひでさんは♾️のTシャツでした

だいぶ襟ぐり切ってますね

着る時にヘアセットが崩れないためだと思うんですけど、こういうデザインにリメイクするのも可愛いと思いませんか

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やたらマッチョな参考画像しかなかったんだけど

ざっくりV字に切ってパイピングして編み上げつけるだけだよ!衣装さんお願いします

 

16.世界は闇で満ちている

今井さんってものすごくロマンチックな歌詞を書かれますよね

そこがいいよね

 

17.Climax Together

このひでさんもかっこよかったですよ

それはもうね

 

18.MISTY ZONE

リスナーさんがONCE〜だよって言うから来ないと思ってたら来たからびっくりしたMISTY ZONE

いざ聴いてみるととても良かった

ありがとうMISTY ZONE

このひでさんもかっこよかったし、サビで腕あげてた

かわいい

 

19.凍える

でた!

この歌は好きなので聴けて良かったです

近年では恋、忘却と並んで好きな曲であります

粛々と弾いてるひでさんもかっこよかったです

 

20.ヒズミ

こんにちは、という挨拶から始まりました

ヒズミが来ると知らないお客さんから笑いやこんにちはというお返事が聞こえておりました

さよなら、の突き放すような言い方がとっても怖かったです

私も昔は好きなお化粧や服を着ているだけで笑われたり盗撮された経験がありましたが、私の中にもヒズミちゃんはいるのかなあ

考えさせられる曲ですね

ひでさんはやはりかっこよかったです

 

21.名も無きわたし

エンディング感が凄い曲ですね

おわりだあ、という気持ちに自然となる曲でした

そしてメンバーははけてゆき、私は一旦はけたあと戻ってきたひでさんに気づく事なく……

どこにいたんだよおおおお

 

SE.QUANTUM II

メンバーのいなくなったステージでSEが流れて締め

異空のロゴが出て綺麗に終わりました

 

帰りはもうさっさと会場を出ました

アンケートの回収やグッズ販売が行われておりましたが余韻に浸りながら早くお酒飲みたくて

ここから呑み雑記です

 

まず一軒目

駅にも近いしここで全部済ませようと入ったこちら

札幌の地酒 千歳鶴 蔵元直営 吉翔

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柴田飲み比べセットと馬刺しを注文しました

お通しはエリンギのなんかと冷たい緑茶

日本酒はすぐ出てきたのですが馬刺しが20分以上出てこない

あと水のタンブラーとお猪口に何かにおいがあって嫌だった

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見てお分かりのように、日本酒ほとんど飲み終わってから馬刺しがやって参りました

でもね、ツマも新鮮だしお肉も味は良かったですよ

 

これを食べつつ2軒目の計画を立て店を後にしました

即タクシーをひろい、すすきのへ向かいます

 

焼鳥と地酒 SAKE酉

っていうお店に行きたかったの

でも場所がわかりづらくて運転手さんが歩いて探しに行ってくれて、結局お店に電話してきいたんです

そしたら場所はわかったけど土曜の夜だから満杯で21時の時点で次空席出るの23時ですって

諦めて他のお店へ

 

煮焚き屋 魚吉

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お通しと千歳鶴超辛口

左が水菜と揚げのおひたし、右が油淋鶏

油淋鶏がサクサクでおいしかった!

もうこの時点で当たりを確信しました

 

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とりあえずお刺身

このお刺身が見てわかる通り新鮮で分厚くてとろとろで美味しかったです

5点盛りにすれば良かった、と思うくらい

辛口の冷酒にも合っておいしかった!

 

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大根残り7つです!って言ってるのを聞いて頼んでみた

大根、牛すじ、たこすり身団子

おでんに力を入れていて、すり身は手作りなんだそうです

大根に厳しい私としては、この大根は染み足りない感じだったけど美味しかった

1番びっくりしたのは牛すじの柔らかさとくさみのなさ

牛タンも気になったから次食べたい

 

お店の方も親切で、程よく話しかけてくれたり注文あるか聞きにきてくれるの

日本酒の試飲を2種類させてもらって、手取川天明のどっちかを呑みました

たぶん手取川

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それにあわせて蛤の酒蒸し

火を通しすぎていないぷりぷりの身が美味しかったー

お酒にもよく合ってました

 

これはなんですか?とお店の方に聞いて気になっていたこれをシメに

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おでん焼きおにぎり!

おでんの具材を炊き込みご飯にしてごま油で香ばしく焼き、真ん中にはうずらおでんが入っているという変わり種

この焼き色の美しさを見て下さい

カリカリ中ふわふわで本当に美味しかった

また食べる、絶対また行く!

シメだとおでん出汁茶漬けというのもあったし、ナポリタンとかもあるんだけど、この焼きおにぎりが本当に美味しくて

多分何食べても美味しいお店だと思います

お店の方たちも親切で感じが良くて良いお店としか言いようがない

日本酒以外も色々あるしおつまみも揚げ物焼き物なんでもあります

お値段手頃だし、駅近なのも良いですね

美味しいお酒とお料理を楽しんで、ほろ酔いになって帰ったのでした

 

女神の継承(2021)

WOWOWオンデマンドで視聴

 

ナ・ホンジン監督が原案、プロデュースを担当したタイのホラー映画

ナ・ホンジンというと近年では「哭声/コクソン」が特に有名である

同じくホラー作品ながら難解なストーリー展開のコクソンと比べ、こちらはストーリーのわかりやすい正統派モキュメンタリーホラーとなっている

 

あらすじとしては、タイの小さな村で祈祷師の女性を取材していた最中、祈祷師の姪に不可解な異変が起き……というかんじ

モキュメンタリーなのでカメラの手ぶれが酷い

内容よりもこの部分で合う合わないが分かれると思う

グロシーンはほぼないが生理的に気持ちの悪いシーンは結構ある

途中まではタイの村の雰囲気や風習が珍しくもあって楽しく観ていたが、起承転結の「転」辺りから凡庸さが増していったように思う

想像のつく展開、どこかで観たようなシーンが沢山あり、他のモキュメンタリーホラーの寄せ集めのように感じた

ホラーには「なんでそこでそうする?なんで開けちゃいけないドア開けた?」みたいな登場人物や展開はつきものなので、そこに関しては何も言わない

途中までは面白かったので、少し残念さを感じた一作となった

マザーズ(2016)

WOWOWオンデマンドで視聴

「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督作

あらすじとしては、自給自足で電気もない暮らしを送っている夫婦の下で代理母となり一緒に暮らすことになった主人公を異変が襲い……という感じ

 

ホラーではあるのだがその元凶がはっきりわからないまま進むので、悪阻や妊娠したことによるノイローゼにも見えるし、オカルト的要因でこうなっているようにも見える

終わりまでずーーーっとそのまま進んでぬるっと終わるので、モヤモヤする人はするかもしれない

ものすごいネタバレになるが、ぬるっとした「ローズマリーの赤ちゃん」といった感じ?

余談だがビョルン・アンドレセンが出演している

年をとっても毛量はそのままなのが羨ましい

髪結いの亭主(1990)

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WOWWOWオンデマンドで視聴

 

パトリス・ルコントの作品を観るのはこれで二作目

今WOWWOWでは5作品公開されているので制覇したいところ

 

あらすじは、幼い頃の経験から「髪結いの女」に憧れをもち、いつか結婚をし「髪結いの亭主」になりたいと願っている主人公が理想の髪結いの女を見つけプロポーズし結婚するも……という感じ

ジャンルとしてはラブストーリーにあたる

Wikipediaのあらすじでは結末まで記載されているのでご注意いただきたい

今回は少し内容に言及するレビューになってしまったので、こちらもご注意いただきたい

 

 

仕立て屋の恋」が悲喜劇であったとしたら、これはなんだろうか

純粋にラブストーリーと呼んでいいか迷うのは私の考えすぎだろうか

まるで主人公が見ている白昼夢のような日々がゆっくりと過ぎていき、突然訪れる暗雲によってもたらされる結末は残酷であり納得すら覚えるものでもあり

純愛というには動機が不純に感じてしまうけれど、でもたしかにお互いの心に愛があったからこそあの結末になったわけだ

主人公は幼い頃の思い出に固執しているようにも見え、ついに「髪結いの亭主」になる夢を叶えた

働くことはしない、ただ彼女の仕事をそばで見て時間を過ごす事が彼の幸せである

マチルドは自分に向けられる愛情に満足しているように見えるも、時折とても悲しそうな表情で笑う

劇中の台詞で明言されるマチルドの不安は理解できるもので、しかしながら観客目線では主人公がマチルドを「髪結い」としてではなく「ただの女」としても本当に愛していたことがわかる

彼女が太ろうが老いさらばえようが、髪結いで無くなろうとも主人公は愛し続けたのではないかと思う

その愛情がわかっているからこそ、観客はあのラストの余韻を味わうことになってしまう

ファンタジックで単調な普通のラブストーリーかと思いきや、よくできている作品だと思った

 

 

これは余談だが「アメリ」のあのシーンはこの作品のオマージュなんだな、ということに気づいたのと、主人公の童心を感じるキャラクター像はジュネの作品に通ずるものを感じた

あとはやはり、オーデコロンのカクテルは本当に意外とおいしいのだろうか、ということが酒飲みとしては少し気になる

切ないラブストーリー、またはフランス映画好きに観てほしい作品だった

9/24 BUCK-TICK PARADE HIGH SIDE 備忘録①朝~ライブ後

朝というか昼に起きました

ゆで卵を食べ、だらだらと準備している間も横浜市内で警報が出ているらしくスマホが2回くらい鳴ってて不安でした

この日は気に入っている水色の花柄ワンピース

暑そうだったので夏ものの半袖にしました

前日の反省を活かし、髪もゆる巻きにしてクリップでハーフアップにして暑さ対策

24日は開演時間が昨日より一時間早いため、出発も早めに

グッズは待機列が凄く品数もあまり無かったようで完売続出のため、この日も買うのは断念

 

ホテルから横浜駅に向かって歩いていると、知らない人にちょっとしつこく話しかけられるというハプニングもありつつ痛い足を頑張って動かしてブルーラインに乗りました

そうしたら、ハプニングで動揺したのか反対方向に乗ってしまい桜木町から新横浜へ向かうというタイムロス

でも、23日もブロック分けなど全くしていない自由な状態だったのであまり急ぐことなく新横浜からも歩いて向かいました

24日はアリーナDブロックだったので15:55までに着きました

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このチケットはLMP会員チケットで、一般よりは確かに場所が良かったです

 

またあの長い半周を歩いて入場しました

そこで驚いたのが、ローソン横の階段が23日は封鎖されていたのに今日はお客さんが並んでいて「そこからも行けるの!!?」という驚きを隠せなかった

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もしそうだったなら、わたしも半周しないでそこに並びたかった……

 

少し端折って席に着きますと、やっぱり昨日より近い!!すごい!みえる!!

カーキの服を着た金髪の後頭部をどこかの席で発見したのですが、ヒロシさんだったようで後から知ってびっくりしました

あとはもうひたすら開演を待つだけなのですが……

一つ気になったのが、会場内撮影禁止なのに撮影している人が散見されたこと

開演前の客席やスクリーンを撮影する必要性がわからないし、もし万が一自分が写っている写真をネットにあげられたらいやだ!

きちんとルールは守ってほしいものです

 

そんなこんなで開演は17:08

昨日と同じくSEからスタート

やっぱりかっこいいです

オルゴールのようなメロディが流れる部分が好き

1.エリーゼのために

エリーゼ!だいすき!この始まりはとても良いですテンション上がります

ちょうど何日か前に劇場版バクチク現象を観ていたのでそれも思い出しました

2.BABEL

昨日と同じく2曲目はBABEL

席が昨日より近いのでやっぱり昨日より良く感じました

3.Tight Rope

まさかのtightrope

大好きなtightrope

何回聴いても大好き!WARP DAYと同じくらい好き

4.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ

ぐわああああああ神だ神のセトリだ、と思った瞬間

本当にこの曲大好きなので、もうどんな演出だったとか覚えていなくてひたすら音にのって楽しんでいました

楽しすぎて何もおぼえてない!

歌詞はアルバムの夜バージョンでした

5.MOONLIGHT ESCAPE

これも大好きな曲!

悲しくもあるような、救いを感じるような複雑な曲ですよね

ステージは大きな月が出ている森の映像だったかな

動物とかもいて、すごく幻想的で綺麗でした

6.ダンス天国

5曲目に続きこちらもabracadabraからの曲

お客さんが楽しそうでした

箱で聴きましたがホールでもやりそうな予感

7.BOY septem peccata moralia

これ好き

サビのヒデさんのギターに合わせて手をぶんぶんするのが楽しかった

8.相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり

またやってくれました

何回観てもかっこいい演出とかっこいいアレンジ

9.楽園

この流れもまた神だった

重い音がずーっと続いてて心地よかったです

24日の櫻井さんは黒いストールでした

演出はアラビア風な建物が写ってくるくるしてた

10.REVORVER

この流れですよ

最高すぎてもう何も言えない

良いものは何度聴いても良いし楽しいのです

11.ゲルニカの夜

ここからは静かに

オペラグラスでじっくり観て思ったのですが、昨日よりも訴えかけてくるものがあってどきっとしました

命を削って歌っているような迫力があって聴き入ってしまった

12.さよならシェルター

これだったと思うのですが櫻井さんがよく仮面をかぶっていて、それがどういう意図なのか考えながら観ていました

13.Go-Go B-T TRAIN

今日もきた!やっぱりおもしろくってのれる!

今日はがんばってフリを覚えてへいへいしました

この曲終わりで櫻井さんが「ぷしゅー」って言ってて面白かった

14.ROMANCE

特効の火が灯ったからめめもりかな?と思ったらROMANCE

予想外すぎてびっくりどころじゃない

本当に思い出深い曲で本当に大好きで、でもずっと個人的にライブで聴けていなかった曲を聴けた嬉しさで身動きができなかった

息するのも忘れるくらい聴き入りました

最後に聴いたのは2016年のホールツアーなので久しぶりに感じた

15.New World

本編ラスト

この日はせっかくなのでオペラグラスでよーく見てみました

 

そしてアンコール一回目

16.ANGELIC CONVERSATION

まさかの!まさかのこれ!

初期の曲でこれがくると思っていなかったのでびっくりしました

いいものきけた

17.悪の華

そしてやはりその恰好で悪の華

どうしても気になる太もも

でもかっこいいものはかっこいいですよね

18.HEAVEN

ここにきてHEAVENですよ

こうして色々じっくり聴いていると、たくさんの曲があっても伝えたいことは一貫しているなってすごくよく分かって、芯がぶれないところがBUCK-TICKの魅力であり良さだな、としみじみしました

 

そしてアンコール二回目

終わりが近いってわかると淋しくなる

19.忘却

無題じゃないんだ!という意外性があった

忘却も箱ツアーで改めて聴いてすごく好きだなと思った曲なので嬉しい

この会者定離というか、無常さを感じる歌詞がすごく好きです

20.夢見る宇宙

忘却のあとに聴くとまた印象が変わりますね

あーライブももう終わりかあ、という淋しさを感じつつ聴いていました

21.鼓動

まさかの鼓動

鼓動聴けたら嬉しいのになー、と思ってたのでびっくり

今回の公演のテーマであったであろうもの、それを強く訴えかけ歌い続けた最後の最後に鼓動という選曲

これぞBUCK-TICKだなあ、ずっと好きでよかったなあと思いました

23日もそうですけど、色々な事があるけどどこかに救いはきっとあるしあったらいいよね、っていう優しさを感じた

WOWWOWの放送を楽しみに待ちたいと思います

 

そういえば最後に皆さん喋ってくれました

アニイさんのかっこいいドラムソロも聴けて、全員喋ってくれて嬉しかった

ヒデさんはたしか、ありがとうございましたって言ってた気がする

ユータさんはありがとー、今井さんが最高でした、アニイさんは還暦すぎると体が重いって言ってた気がします

櫻井さんは寝ます、って言ってた

25日からライブリハと曲作りが控えているそうで、本当にハードスケジュールだなと

だって新譜出たらまたツアーがあるわけでしょ

この公演中も、ちょっと調子悪いのかな?っていう場面がちらっとあったので無理せず末永く活動してほしいです

 

ライブ後の映像は23日と違ったような

ヒデさんが鏡みながら衣装着てる場面とか23日もあったっけ?

という感じで映像を観た後は、速やかに駅まで誘導されたのでグッズは見られませんでした

あれを逆行する体力と勇気は無かったですね

公演終了時間は19:39でした

 

この日は早く終わったので、横浜駅ジョイナス相鉄と高島屋の地下街でお買い物しました

24日アンコール時のグッズTシャツ+レースのジャケットの櫻井さんに感化されたのか、目についた黒レースのワンピースを買ってしまった

そのあとジョイナスの親子丼テイクアウトして、高島屋で日本酒探したけど辛口で良いのがなくてコンビニでお酒買ってまったりとお部屋でゆっくりしました

良い梅干しでした、梅干しにすごく力が入ってるこのお店

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24日のライブは本当に最高で、眠るのがもったいないくらい充実した一日になりました

次はおまけですね、ただの観光記